WEB3.0(ウェブスリー)という言葉を耳にされたことはあるでしょうか?
海外ではすでにバズワードと化して、政界の発言にも出てきています。
日本では、まだまだ認知されていない様子。。。
WEB3.0は、、、
ココがポイント
今後間違いなく世界中に広がっていく概念
です。
WEB3.0というのは、今までのインターネットの常識を覆し、より「個人」にフォーカスしたWEBを再構築する革命とでも言えるでしょう。
最後までお読みいただけると、、、
- WEB3.0ってなに?
- どうして必要なの?
- どんな変化が起こるの?
このような悩みを解決に導きます。
それでは、はじめていきましょう!
この記事を書いた人
- NFTに興味深々
- 新しい技術が大好き
- とにかく何でも挑戦してみたい
WEB3.0がもたらす大きなメリットは2つ!
まず、WEB3.0がもたらすメリットを考えてみると、、、
- より個人を尊重したWEB
- よりお金が使いやすくなるWEB
以上の2点。ブロックチェーンの技術が大きな役割を果たします。
具体的にWEB3.0の概念を見るまえに、まずはWEBの歴史を追いかけてみましょう。
WEBの歴史を振り返る
お察しの通り、WEB3.0のまえには、WEB1.0、WEB2.0の時代があります。
今現在はWEB2.0の時代です。
サクっとまとめると、、、
WEB1.0
1991年〜2004年頃
誰もが情報を手に入れることが出来る時代 〜インターネットの始まり〜
WEB2.0
2004年〜現在
誰もが情報を発信できる時代 〜GAFAへの依存〜
以上のような感じ。
それぞれみていきますね。
WEB1.0(1991〜2004)
ぼくは高校1年生の時でした。
祖母がパソコンを買ってくれて、当時はとても大きく、とても高価なものでした。
今のようにWi-Fiもない時代ですから、パソコンに直接電話回線を挿してインターネットをしていた記憶があります。
現代の高校生なら不思議な状況かもしれませんね。当時はまだまだサービスは少なく、メールが出来るだけで興奮!(懐かしい。。。)
1995年に発売されたマイクロソフトのOS「Windows95」の登場により、一般家庭にも急速にインターネットが普及します。通信速度の向上とともに、より快適なものへ。
誰もが簡単に情報を手に入れることができる情報化社会へと変化を遂げた時代、これがWEB1.0と呼ばれる時代です。
WEB2.0(2004〜現在)
2000年代後半になると、誰もが情報を発信できるようになります。企業だけではなく、個人でも簡単にホームページを作成できるようになります。
また、TwitterやInstagramなどのSNSが登場したことにより、気軽に発信・交流ができるようになりました。
情報を手に入れることから、情報を発信できるようになった時代、これがWEB2.0と呼べる時代です。
このSNSの普及を後押ししたのが、、、
ココがポイント
スマートフォンの登場
です。
パソコンを立ち上げることなく、いつでもどこでもSNSを楽しむことができるようになりました。
SNSだけでなく、ビジネス、ショッピング、動画・音声コンテンツなど、さまざまな場面でスマートフォンを利用するようになります。
背景にはさまざまなコンテンツを提供する「GAFA」という四大企業の強大な力がはたらいています。
「GAFA」への依存
「GAFA」というのは世界を代表するIT企業の四社の総称です。
GAFA
- Amazon
- Facebook(現Meta)
- Apple
四社の頭文字をとってGAFA(ガーファ)と呼びます。
誰もが耳にしたことのある企業ですよね。あなたも何らかのサービスを利用しているのではしょうか?
例えば、GoogleのYouTubeであったり、Amazonでの買い物など、世界中の人たちが利用していますよね。
そしてこれからも、なくてはならないものとして、私たちは利用し続けるでしょう。
と思われる方もおられるかもしれません。
たしかに「GAFA」の四社は私たちの暮らしをより豊かなものにしてくれました。
しかし、大きな問題もあるのです。
ココが問題
- プライバシー・個人情報の問題
- 企業が持つ中央集権的な大きな力
これらの問題を解決できるのがWEB3.0の概念となるのです。
具体的な例を挙げて、その問題を見てみましょう。
Meta(Facebook)によるアカウント停止?事件
ご存知の方もおられるかも知れませんが、ぼくはインフルエンサーのマナブさんのツイートでこの事件を知り、とても驚きました。
うーむ、、これは酷い話ですね。
Facebookが社名を「Meta」に変えた直後に、インスタで「@metaverse (メタバース)」のアカウントを使っていた一般人が、いきなり「アカウント停止」されました。FB社が、アカウントを欲しがった模様。FB社の株を持っていたけど、すべて売りますhttps://t.co/PkTys68BRY— manabu.nft (@manabubannai) December 24, 2021
日本語の記事はあまり無いみたいなので、こちらで意訳を含めて解説してみます。
2021年11月2日のことです。
バウマンさんという女性のインスタグラムのアカウントが突如無効になりました。
10年間、何事もなく使い続けておられた彼女の@metaverseのアカウントに対して、「他人になりすましたために、ブロックされました」とMeta(旧facebook)社より連絡があったというのです。
しかも、連絡があったのは、Facebookが新しい社名であるMetaを発表してから数日後のことでした。
バウマンさんは身元を確認しようと、Metaに問い合わせますが、一向に返事はありません。
これらの一連の事情はやがて噂となり、ニューヨークタイムズの記者の耳に入ります。
記者がMetaに対して状況を問い合わせたところ、即座に彼女のアカウントは復活したのです。二日後の12月4日のことでした。
のちにMeta社は「このアカウントはなりすましのため誤って削除され、現在は復元されています。これが発生したことをお詫び申し上げます」と語りました。
引用元の記事はこちらからどうぞ。(埋め込みツイートの記事です)
この事件、恐ろしくないですか?
真相は謎のままですが、おそらく、、、
と考えるのが自然ではないかと。。。
なぜこのようなことが出来てしまうのでしょうか?
Facebook、Twitter、Instagramなどの個人データは、私たちの端末に保存されているのではありません。
あくまでも私たちのデータは、各企業のデータベースに保存されているんです。
ココがポイント
アカウントを削除しようが残そうが企業が自由にできてしまう
しかもこのようなことは、誰しもにあり得ることなんです。ある日突然、アカウントが消されてしまう、しかも運営企業によって。
何らかのトラブルで消えてしまうなんてこともあり得てしまいます。
積み上げた財産とも言えるフォローフォロワー関係でさえ、なくなってしまう危険性があるのです。
この事件からもわかるように、、、
ココが問題
- 中央集権的に、企業によってアカウントを丸ごと停止・削除されてしまうのは問題では?
- どのような事情にせよ、プライバシーはもっと保護されるべきでは?
と、考える方が出てくるのはごく自然なことですよね。
このような問題を解決するのがWEB3.0の概念になるのです。
WEB3.0への革命的な変化
より個人を尊重したWEB
もう一度、WEB2.0についてサクッとまとめてみますね。
- GAFAによってより豊かなネット環境になる
- スマートフォンの登場で普及加速
これによって出てきた問題というのが
- 中央集権的な支配
- プライバシーの保護
ということでした。
では、この問題を解決するにはどうすれば良いでしょう?
答えはとても簡単です。
データの保存先を変えれば良いのです。
いとも簡単に答えてしまいましたが、これがとーっても難しいことで、これを実現するのがブロックチェーンの技術なんです。
ココがポイント
ブロックチェーンの技術を基盤とするのがWEB3.0の概念
ということになるんですね。
ブロックチェーンについて少しだけ触れておくと、、、
- 分散的にデータを管理、記録できる
- データの改ざんは不可能
- エラーなどが起こっても大丈夫
細かな説明は割愛しますが、一言で言うと誰でも利用できるとても安全なデータの記録技術という感じです。
WEB3.0では、各企業の閉鎖的なデータベースではなく、ブロックチェーンに記録されていきます。
Metaによるアカウント削除のようなことは決して起こりません。
企業の外側のブロックチェーンにアカウント情報が記録されるので、フォローフォロワーなどのデータも消えることがないのです。
WEB2.0で問題とされていたプライバシーの保護問題を解決し、GAFAによる中央集権的な力からの離脱を可能にするんです。
より個人を尊重したWEBへと変わっていくということですね。
次に、もう一つの大きな変化についてみていきましょう。
よりお金が使いやすくなるWEB
では、もう一つの大きなメリットである、よりお金が使いやすくなるWEBという点について考えてみましょう。
と感じる方もおられるかもしれませんね。
確かに、昔に比べると十分便利になりました。
いちいち銀行に行くことなく、振り込みや残高確認が出来たり、バーコードで決済ができたり、これでも素晴らしい変化です。
しかし、WEB3.0はさらに便利になります。
具体例を挙げて考えてみますね。
今や多くの方がインターネットで買い物をされています。その際、クレジットカードで決済をされる方が多いのではないでしょうか?
例えば、Amazonで買い物をしたとしましょう。
ネットやアプリを使って商品を選び、決済し、商品が発送されます。恐ろしいほどのスピードで商品は手元に届きます。
お金は?というと、見た目では即決済されていますが、実際にはそのカード会社から引き落とされるまでお金は減りませんよね?
また、自社の商品が売れたとしても、その売上が手元に入ってくるのはある程度の期間を必要としますから、誤差が生じるわけです。
これがWEB2.0の状況ですね。
では、WEB3.0になったらどうなるのか?
ココがポイント
中央サーバーを介することなく、カード会社を介すことなく、個人と企業、あるいは個人と個人のお金のやりとりが可能になるんです。
これをP2P(ピアツーピア)と言います。
もちろん、距離も関係ありません。
銀行から海外送金するとなると、とんでもない手間と時間がかかりますよね?
でも、WEB3.0になると、海外への送金もワンクリックで出来てしまうんです。
スゴイ革命だと思いませんか?
これを可能にするのが、やはりブロックチェーンの技術なんです。
お金のやり取りは全てブロックチェーンに刻まれるので、不正や改ざんは不可能。
よりお金が使いやすくなるWEBということになるわけですね。
WEB3.0でいうお金というのは、仮想通貨。残念ながら、円やドルなどでは実現しません。
次は仮想通貨について少しだけ触れていきますね。
WEB3.0の前提条件
WEB3.0では、仮想通貨を持っていることが前提条件となります。
あなたは仮想通貨を持っていますか?
などと、色々と心配してしまいますよね。
よくわからないものを触ることは、誰でも怖いことだと思います。
以前にもハッキング事件があったり、非常にリスクのあるものと認識している方が多いのではないでしょうか?
各取引所もセキュリティ面は随時改善されており、安全性は高くなってきています。
しかし、リスクがゼロになるわけではありません。
ある程度、自分で守る行動は必要となります。
ココに注意しよう
- 複数の取引所に分散する
- 全てを取引所に預けず、ハードウェアウォレットに移す
- シードフレーズ・秘密鍵は絶対に誰にも教えない(後ほど触れます)
これらを意識すれば、リスク回避につながるでしょう。
通帳やハンコなどを大切に保管されているように、仮想通貨もしっかり意識して守ることが大切です。
日本人の仮想通貨の保有率
人口に対する仮想通貨保有率、日本は1.6%で全世界70位。
ロシアは約12%で2位、アメリカは約8%で5位。2018年くらいまでは日本は上位だったが不透明な情報と政府が仮想通貨をバックアップしない姿勢により何だか危ないものとみなされこうなった。
日本はどうなるのDAO !#metaverse#blockchain— 松浦勝人 (@maxmatsuuratwit) December 11, 2021
この松浦氏にツイートにもあるように、日本人の仮想通貨の保有率は圧倒的に低いです。
日本は本当にどうなるんでしょうね。。。
心配はさておき、WEB3.0が広まるにつれて仮想通貨のやり取りはもっと活発になるでしょう。
皆が欲しい欲しいとなると、当然価値が上がりますよね?需要が大きければ大きいほど、供給も大きくなるわけです。
Nintendo SwitchやPS5などがいい例だと思います。人気があり、品薄になればなるほど価値は上がりますよね。
つまり、まだ少数しか保有していない今が安く買えるときなのでは?と考えることもできます。
ぼくはそのように考えて、少しずつ仮想通貨の積み立てをしています。
投資と考えず、円をドルに換える感覚で少しだけでも持ってみても良いかもしれませんね。
仮想通貨の種類は6,000以上!
仮想通貨といえばビットコインですが、他にも約6,000種類以上あるそうです。
ってなりますよね。
ビットコイン以外の仮想通貨を総称してアルトコインと呼びますが、基本的にはビットコインだけで十分かと思います。
実際に使って取引をしてみたいという方は、イーサ(ETH)を買うといいでしょう。
イーサ(ETH)を使ってNFTを買ってみたりすると、WEB3.0を体験することができます。
アルトコインは変動も激しく、消滅する可能性もあったりするので、特に見る必要もないかと思います。
保有するならビットコイン、使ってみたいならイーサ(ETH)をおすすめします。遊びやギャンブル的な要素を求めたいなら、アルトコインですね。
まだまだ需要は広がる
仮想通貨の需要はこれからまだまだ拡大していくと考えられます。
持っていないとWEB3.0は体験できないのですから。
「今日からドルが世界通貨になりました!」ってことになったらドルの価値は跳ね上がりますよね?
WEB3.0ではそのようなことが起ころうとしているのです。
ほんの少しでも持っておくと良いかもしれませんね。
✔︎そんな方には、コインチェックで口座を開設されるのをおすすめします。とてもかんたんで500円から仮想通貨を購入できますよ。
ココがおすすめポイント!
- 署名や捺印は一切不要でスマホ一台で口座開設(無料)可能
- 申し込みは5〜10分ほどで完了、最短で翌日から取引開始
- 仮想通貨が500円から購入でき、初心者にも安心
・免許証やパスポートなど、顔写真の入った本人確認書類が必要です。
・自撮りの工程があるのでご注意ください。
コインチェックは国内仮想通貨の取引アプリダウンロード数で3年連続No.1!
Metamask(メタマスク)仮想通貨ウォレットとは?
お金を入れるには必要なものがありますよね?
そう、お財布(ウォレット)です。
ウォレットがなければネット上で仮想通貨は利用できません。
現在はGoogleが提供している仮想通貨ウォレットのMetamask(メタマスク)が最大シェアをとっています。
なので、素直にMetamask(メタマスク)を用意するのが賢明です。
なぜなら、ネット上の情報も多いですし、もしもの時のトラブルにも柔軟に対応できるからです。
Metamaskのインストールについてはこちらがわかりやすいです。
もちろん、無料で作ることができます。興味がある方はぜひウォレットを作ってみて下さいね。
Metamask(メタマスク)を用意すると、ウォレットアドレスというものが自動的に付与されます。
このアドレスさえあれば、あっというまに送金出来てしまうんです。
仮想通貨の登場によって、よりお金が使いやすくなるWEBとなるわけですね!
しかも、ウォレットというのは、仮想通貨の管理だけでなく、先述した個人データにも紐付けられています。
ココがポイント
そして、もう一つ大切なことがあります。
当然ですが、ウォレットを管理するのは、あなたしかいないということです。
管理する上で、「シードフレーズ」と「秘密鍵」というものが必要なのですが、この二つは絶対に誰にも教えてはなりません!
もしも、この二つが何らかの理由で漏れてしまったら、あなたはウォレットの中身を全て失うことになります。
これが、WEB3.0でのデメリットの象徴とされる部分かもしれません。
この内容を踏まえて、デメリットについて触れてみたいと思います。
WEB3.0のデメリットとは?
メリットばかりだと良いのですが、やはりデメリットも存在します。
それは以下の3点です。
ココがデメリット
- 自己責任の比率が高まる
- 詐欺師に注意
- やや難しい
とっても大切なので、もう一度お伝えしておきます。
「シードフレーズ」と「秘密鍵」は、絶対に誰にも教えてはいけません!
金庫の鍵を渡すようなものだと思ってください。
ウォレットの中身を盗まれても、誰も助けてくれません。
これはどういうことを意味するかというと、自己責任の比率が高まるということです。
今後、何らかの対策は出てくるかもしれませんが、あまり期待せず、何とか自分で守りましょう。
中には、シードフレーズを金属板に打ち込んで保存する方もおられるようです。
とはいえ、ほとんどの方がスマホで管理されるでしょうね。
スマホの二段階認証だけはしっかりしておきましょうね。
新しい技術が広まるわけですから、右も左もわからないという方が多いですよね。
そんな人たち狙い、懇切丁寧な詐欺師が現れることもあるでしょう。
「シードフレーズ」や「秘密鍵」を聞き出そうとしてくる人は間違いなく詐欺師であると思ってください!
十分気をつけましょう!
そもそもウォレットのインストールに関しても、PCに慣れていない方からすると、少々壁が高く難しく感じる方もおられるかもしれません。
横文字も多く、英語も多いというのも弊害になるかもしれませんね。
いずれの場合も、自分の力でWEB3.0に辿り着くことが望ましいです。
ココがポイント
「DYOR」
「Do Your On Research」自分で調べる
WEB3.0の鉄則となるでしょう。
まとめ
最後にもう一度WEB3.0についてまとめてみますね。
WEB3.0がもたらすメリット
- より個人を尊重したWEB
- よりお金が使いやすくなるWEB
WEB3.0の前提条件
- ウォレットを持っている
- 仮想通貨を持っている
WEB3.0がもたらすデメリット
- 自己責任の比率が高まる
- 詐欺師に注意
- やや難しい
ということでした。
難しく感じる方もおられるかもしれませんが、大丈夫です!
信頼できるサイトで、ちゃんと調べながら進めれば必ずWEB3.0に辿り着けます。
当ブログは、そのような方のサポートとなるような記事を投稿していきます。
もっと、色なことができるようになってくるでしょうね。
まずは少しだけでも仮想通貨を買ってみて、ウォレットをインストールしてみましょう。
OpenSeaでNFTを買ってみると、WEB3.0の雰囲気をつかめるはずです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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